JKと恋愛して別れた話:予備校のLJK 中編

※中編です。想像以上に長くなったので、前中後編に分けます。相手のプライバシーもあるので伏せたり、改変したりする部分もあります。

ご了承ください。

 

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タイプと言って好意を告げた途端、彼女は氷の女王から、明るい女の子へと態度を一変させた。

 

一気にいい雰囲気になったここで、世間話を挟みつつ、LJKかどうかの確認もした。誕生日が早目で既に18歳らしい。神に感謝。

 

その日は世間話だけして解散した。

 

次の日俺たちは何事もなかったかのように、受験勉強に取り組んだ。

そして塾の時間が終わり、

 

「あとは鍵閉めて帰ってなー」

 

そう言って塾の講師が先に帰った。教室には俺とa子の2人きりだ。大チャンス到来。

 

しかし不安が完全に拭えたわけではなかった。

 

俺はこの前まで童貞で、今まで付き合った人数も1人しかなかった。学校やバイト先の子とそういう関係になったことはない。

 

不安を隠して再び彼女を口説き始めた。

 

まずは世間話。その後昨日あったことを話す。

 

俺「ぶっちゃけ俺のこと、男としてどう?」

 

勇気を振り絞って聞いてみた。

 

a子「ええ〜///普通にかっこいいと思うけど...」

 

俺「でも俺みたいな顔より違う顔の方がタイプって言ってたよね?」

 

a子「でも〜」

 

俺「正統派やから?笑」

 

a子「うん笑、かっこいい笑」

 

俺「ありがとう笑、よく言われるわ笑」

 

よしいける。いけるはずだ。

東京で150人に声をかけ、行動力と顔刺しだけで童貞を卒業した俺ならきっと。

 

あとは向こうの理想像を崩さないように、減点を食らわないようにキープすればいける。

 

次はハンドテストだ。胸が尋常じゃないくらい高鳴る。冷や汗が止まらない。

 

俺が色々考えてる間、沈黙が流れた。

 

だが彼女はこっちを不思議そうに眺めて小首をかしげている。かわいい。

 

俺「あっ、あの....手とか繋ぐ?」

 

めちゃくちゃ緊張して相変わらず年上らしいリードはできなかった。が、

 

a子「手?いいよー」

 

彼女との隣り合わせの椅子を彼女に近づけて、もっと近くに座り直す。

 

そして手を繋いだ。

 

触れた途端に女性特有の柔らかさを手から感じた。a子の指先はつめたかったが、手のひらは暖かい。

 

一気に興奮で脳が沸騰しそうになる。

 

あとちょっとだ。あとちょっとで彼女と...

 

俺「あ、あの...キス...する?」

 

俺は恥ずかしさで耳が真っ赤になっていた。

彼女の顔色はどうだ?

 

彼女も恥ずかしさで耳と顔を赤くしていた。

 

a子「うん....///いいよ?///」

 

椅子から腰を上げ、顔をa子に近づける。彼女も俺に顔を近づけて目を閉じた。俺はゆっくりと彼女の唇に口づけをした。

 

a子にキスした瞬間、彼女がDKを自分から俺にしてきた。目眩がしそうなくらいクラクラした。彼女の熱で脳が溶けるようだった。

 

身も心もa子と結ばれた気がした。

 

その後a子と答え合わせのように色々話した。

いつから好きになったのか、初対面の時のお互いの印象、今日授業中どんなことを考えてたとか...

 

a子「でも今日教室で最初に会ったとき、冷たかったよね?びっくりした」

 

俺「いや周りに皆いたからさあ笑、俺もa子も昨日とは別人やん!って思ったよ笑」

 

たわいのない話をするのが楽しい。青春ってこんな楽しいことを、他のやつは高校生でやってたのか...妬ましい羨ましい。

 

だが努力で手に入れた。手に入れられた。

 

改めてストして、努力して良かったなあと思った。

 

a子「この後、今日はHする?」

 

いきなりぶち込んできたので若干焦った。

積極的なタイプの女の子なんだな。

 

もう俺の脳みそは限界を迎えていた。全身が安堵感と疲労感に包まれていて、そういう気分ではなかった。

 

それに彼女の心を手に入れた感触がした。

 

ストで学んだことだが、行為そのものは既成事実を作り女の子の好感度を下げづらくする効果しかなく、即っても心で繋がれていない場合はすぐLINEをブロックされていた。

 

だが、今回は違う。

 

俺「いや、今日はしないよ。帰ろっか」

 

a子「うん!ゴムも持ってきてたんだけど...」

 

俺「え、マジ?」

 

a子「マジ笑。こういう展開になるかなーって笑」

 

a子の好意を完全に確認した。主導権もこの瞬間握れた気がした。彼女は俺に惚れている。そう確信した。

 

この女をいつでも好きにできる...心の底からかわいいと思えるこの女を...今まで眺めるだけで手が出せなかった女を...今までで生きてきたコミュニティの中でもっとも美しい髪を待つと思うこの女を...征服欲が満たされた。

 

その日は俺たちはお互いを見送って解散し、次の日の塾終わりに2人きりの教室で即をした。

 

完全に俺は望みを叶えた。

 

俺はモテる。俺はa子のクラスの男どもが眺めることしかできないこの女を好きにできる。

 

万能感に包まれた俺はこの時はそう思った。

 

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後編に続きます。後編で終わらせます。